ここで今一度、脳血栓の脳梗塞の関係についておさらいしておきましょう。
脳梗塞は血管の詰まり方により脳血栓症、脳塞栓症の2種類に分類できます。つまり、脳血栓症は脳梗塞の1種ということです。脳血栓と脳梗塞は大変近い病気でありながら、両者の特徴には差があります。
脳梗塞の発作は急激におこり、数分で重篤な状態になるという特徴があります。発作後は3時間以内に手術をするなど緊急を要します。
一方脳血栓は、睡眠中や朝起きる前など、比較的安静にしているときに起こることが多く、意識障害は発作の時にはあらわれにくい特徴があります。そして一般的に、数時間から数日間にかけて、次第に症状が強くなります。麻痺の進み方は進行と安定が交互に来ることが多いようです。
日ごろから体に気を配るのは当然のこととして、急に以下のような状態になったときには脳塞栓の疑いがあるので、速やかに病院に行くようにしましょう。
脳塞栓になると急激に発作がおこり、数分の短い時間で強い症状となります。
また急激に表れた場合以外にも、発作の起こり方が脳血栓に似たもので数分から数十分、長くても数時間以内に症状が治まる一過性脳虚血発作と、数日間続いて治ってくる可逆性虚血性神経障害という症状も起こり得ます。
これらは、脳卒中発作の前ぶれとしておこる場合があるので、症状が治まったからといって放っておくと大変です。以下のような症状が出た場合は、すぐに病院に診断に行きましょう。
これらが数分以内に収まっても、一応診察は受けるようにしてください。